墓石の基礎情報

お墓のデザイン・色について

基本的にお墓のデザインや色にはきまりはありません。黒いお墓は関東以北でよく建てられますが、黒い石のお墓が縁起が悪いというのも迷信にすぎず、むしろ黒系の石は300種類ある墓石の中で高価なものが多いです。お墓は石の種類で値段が大きく変わります。一般的に白系、グレー系、グリーン系・赤系、黒系の順に値段があがります。墓石の価値は色だけでなく、耐候性や退色性、希少価値などさまざまな要素で変わり、白系の石の中にも、きめの細かさや美しさで高い評価を受けている高級な名石が多数あります。また、最近は自由な発想のデザイン墓石が人気です。個性的な様々なデザイン墓石がありますので、詳しくは墓石の種類をご覧ください。お墓の方位に関してですが、こちらも仏教では八万四千の仏が十方におられると考えますので原則きまりはありません。以上のように墓石には堅苦しいきまりはあまりありませんが、霊園によっては規定がある場合があります。遠慮無く当社の係員にご相談ください。

墓石の色

お墓の価格について

お墓の価格は、墓所の大きさ、石の種類、石の使用量によって変わります。上記のように黒系の石が高級品と言われています。当社にはサンプル用の石が80種類用意してあります。実際に手にとって、石の色や艶をお確かめください。また、お墓に使用する御影石は世界中で採れており、中国産が多く、価格も安価です。国産の石は年々生産量が減っており、価格も高価で今では貴重なものとなっています。インド・アフリカの原石は硬質で吸水性の低いものが多く良い石と言われており人気があります。デザインや石の使用量でも値段は変わります。もっとも、高いお墓だから良いというものではなく、大切なのは故人を供養する気持ちだと思いますので、ご予算に合わせたお墓を建てるのをおすすめします。

永代使用権とは

お墓を建てるには、その前に永代使用権が必要になります。永代使用権はあくまで土地にお墓を建てて遺骨を埋葬して使用する権利を買うことであり、他人に譲渡や売却したり、貸すことはできません。永代使用権には期限がなく代々にわたって受け継がれていくことになります。詳しくは購入をご覧ください。

お墓の供養について

お墓の建立後、納骨法要や開眼(かいげん)法要といった儀式が必要になります。故人が亡くなる前にお墓を建てた場合は、一般的に49日の法要と一緒に行います。納骨の作業は当社で行いますが、墓石に故人の魂を入れ礼拝の対象にするために、お寺の住職や僧侶に読経していただきます。事前に霊園への予約や御布施の用意などが必要になります。詳しくは当社の係員に遠慮無くお尋ねください。

お彼岸とは

毎年3月の春分の日をはさんで前後3日合計7日間を春彼岸、毎年9月の秋分の日をはさんで前後3日合計7日間を秋彼岸といいます。それぞれの初日を「彼岸の入り」、終日を「彼岸のあけ」といい、春分の日・秋分の日を「お中日」といいます。この時期は家族で先祖供養のためにお墓参りをしましょう。お墓の汚れは水をかけて洗い流し、タオルなどで拭き取ります。彫刻など細かい部分は歯ブラシなどを使って掃除します。掃除後は、供花を花立てに供えます。お供え物のお菓子や果物は持ち帰りましょう。

寿陵墓とは

生前に建てたお墓を寿陵墓(じゅりょうぼ)といいます。最近は生前に建立される方が多いです。この場合、戒名や建立者の名前は朱色に彫刻、または彫刻しないままとなります。少子高齢化の社会の中、遺族に負担をかけないために今後も寿陵墓が増えると思います。

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